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医療機器戦略
X線CTやMRIが医療を最も大きく進歩させた!
- 日経メディカルが2011年に医師会員を対象に医療機器に関するアンケート調査を行いました。521名から回答得た結果をみると、われわれがいつも問題の対象にしているX線CTやMRIが、医療を最も大きく進歩させた医療機器であると医師も考えていることが分かります。いずれもノーベル賞を受賞した画期的な医療機器です。医療機器関係でノーベル賞を受賞したのはX線発見のレントゲン以来です。
- また、医療機器の使用頻度と役立ち度のアンケート結果も、X線撮影装置や超音波診断装置と並んでX線CTあるいはMRIが非常に有用であり、使用頻度も高いとなっています。つまり、CTやMRIは科学技術の進歩により生まれた時代の寵児であり、医療機器の主役の地位をゆるぎないものにしています。
- われわれはそういうスター的医療機器を、どういう診療目的で予算化し、どういうプロセスで機種選定し、そしてどのような経営評価を行っているのか考えてみる必要があります。つまり医療機器戦略です。漠然と、他の病院がそうしているから、あるいは医師や技師さんが言っているからという理由だけで、保守を含め高額な大型医療機器を導入するとしたら余りにも病院事業戦略を無視していると言わざるを得ません。